金魚飼育初心者の方からヒーターの種類について質問を頂きました。
幾つかのタイプが有るけど、金魚に使うヒーターはどれがお勧めなの?
ヒーターのタイプ
一言でヒーターと言っても色々なタイプ(種類)の製品が有ります。
私の知る限りでは3タイプ。
温度固定型のヒーター
ヒーターとサーモスタットのセパレート型
ヒーターとサーモスタット一体のダイヤル式
それぞれのインプレ、使用感
それでは私が今まで使ってきたヒーターの使用感です。
あくまでも私個人の意見なので間違ってる事も有ります。責任は負いかねますので宜しくお願いします。
温度固定型のヒーター
一定の水温(この製品は26℃)保つヒーターです。
使い方は簡単。
ヒーターのプラグをコンセントに差し込んで水槽に設置するだけです。
ただし、必ず水量に見合った製品をを選んでください。
水槽のヒーターは常に電気が通っているわけではなく設定した温度より水温が下回った場合のみ電源ONとなって水を温めます。
例えば、45cm水槽(約40ℓ)に101Wのヒーターを入れた場合、常時101Wで動きません。許容範囲内なので電気代も節約できます。
仮に、90cm水槽で101Wを使用した場合、水を温めきれない可能性が出てきます。水量に対する発熱が追いつかず、サーモの設定温度に達することができないまま常時電源ON状態を持続して電気代もかさんでしまいます。
電子レンジで例えるなら、解凍モードで頑張って温め続けるようなもんです。
劣化も早く、コードも細いので発火のリスクもありますので必ず各製品の選択基準表に従いましょう。
私は琉金を立派な体型に育てたいので餌食いを良くする為に26℃設定を選びましたが、普通の金魚飼育にはもう少し低めの18℃位でいいのかもしれません。
このタイプはダイヤルで温度が設定出来るため、色々と使い勝手が良いです。
一番便利な使い方が金魚の白点病の治療。
白点病の寄生虫は
25℃以下の水温で繁殖し、25℃以上だと生きているが活動停止。30℃以上だと魚体内に入り込んでいる病原体も暑くて体外(水中)に出るようです。
ですからダイヤル式だと設定を変えながら、2日位かけて徐々に温度を30℃まで上げていくことができます。
それに、ヒーターとサーモスタットが別になっているので消耗しやすいヒーター部分だけを買いかえることが出来るのでエコだと言われています。
一般的にこのタイプを勧める方が多いと思います。
しかし、私はこのタイプは好みません。
2つ理由があります。
今ままでに2度、このタイプを使ってきましたが、ヒーターより先にサーモスタットが故障したんです。
結局、丸ごと買換えを要された経験があるのが理由の1つ。
もう一つの理由はこの部分。
センサーの吸盤が1シーズンでダメになりました。
以上の理由から私は購入しなくなりました。
ヒーターとサーモスタット一体のダイヤル式
私の一押しはこのこのタイプのヒーターです。
実際に、先日ヒーター飼育をする琉金を45cm水槽から60cmワイド水槽に引っ越した為、先に説明した理由から購入したばかりです。
理由は単純「カッコイイ」から
コンパクトで見た目もスッキリしてます。
使い勝手もセパレートタイプと変わりません。
それに、どうせセパレートタイプでも一式買い換える事になるならこのタイプを選んだ方がいいという私の考えです。
私のオススメのメーカーは「EVERES エヴァリス」です。
理由は単純。
どこのショップで聞いてもエヴァリスを勧められるからです。
プロが勧めてくれるのだから間違いないでしょ。
ヒーターについての記事も書いてますのでご覧下さい。
http://kingyotoasobu.com/heater/