水棲疾病基盤研究所コンディショナー 金魚と遊ぶ.comで紹介させて頂きます!

水棲疾病基盤研究所(旧勝美商店)コンディショナー

前回お伝えした通り、金魚の致死率の高い難病とされる頭部肉瘤に出来る穴あき病を完治する事が出来ました。

http://kingyotoasobu.com/karasinikofu/

江戸錦の病気

桜錦だけでなく、江戸錦も病気に掛かりました

中層をボーっと漂いエサを全く食べないのです

 

実はこれも厄介らしく、これは内臓疾患が疑われます。

これについても勝美商店さんに相談させてもらいました。

今回は、その御回答を引用しながら話を進めていきます。

※以下引用させてもらっている個所は青字にして表記します。

病状

糞は、白い糸状のものを出してはいないでしょうか?
表に見えて穴が開くものよりも、食欲不振が金魚は一番厄介で、結局それは腸管にトラブルがあったり、もっ以前の段階(腎臓・肝臓)がやられている可能性もありますので、治療は長期化しがちです。
 
その通りで白い糞を出していました。
 
エラは両方ともに動いているのでエラ病ではないのは確かです。
 
また、中国産の個体の内臓疾病は、硬度障害であるパターンも少なくはありません。
日本の水道水は硬度60前後の軟水が流れていますが、中国の特に上海は、硬度は200前後、PHは条件が悪いと9台、条件が整っていても8.5以下にはならない環境です。
 
なるほど、中国と日本では水質の違いがあるので金魚も生活環境が変わってしまうんですね。
 

軟水と硬水の最大の違いは?

体に侵入してくる水か否か?という部分でもあります。
軟水に手をつけていると(特に入浴のときなどに)手がシワシワにふやける現象がありますが、あれが「体に水が入ってきた」状態になります。
軟水中の淡水魚は、常時腎臓をフル回転させて排尿を行い、体の中が水浸しにならないようにしております。
しかし、硬水中に於いては、その現象は逆転します。
硬水、身近な例では「海水」も硬水です。海水浴を長時間していても淡水のプールのように手がふやけたりすることはあまり起こりません。
硬水は体に入ってきにくいので、長時間海水中で人間は漬かっていることが出来ます。(しかしそれにも限度がありますが)
硬水中の魚(淡水魚/海水魚)は、水分が欠乏しないように水を飲むように体が出来ています。そして、腎臓フィルターのキメも細かく、ナトリウムを大量に排泄できるつくりになっております。
 
中国金魚を日本に急につれてきた場合、体の中の軟水対応をする部分が立ち上がることが出来ず、内臓障害等を起こす場合が少なからずあります。
その期間は当日~半年程度で、下手をすると春ごと等、周期的に繰り返すものもおります。
従いまして、今最も心配なのが、水槽中のPHです。
本当は総硬度をとりたいところではありますが、これは指標物質によってかなりめちゃくちゃな数値が出るので、目安としてPHを計測してみてください。
PH7.5以下はこの個体には負担になります。希望を言えば、8.0ぐらいが好ましいのですが、これも日本の水道水を加工するとかなり面倒になるので、7.5以上を目標にします。
 

中国産金魚を日本で飼育するには?

ではどうすれば中国金魚の内臓をケアできるか?
 
そこで 水質矯正剤СТОРОЖ(ストラジ) ☜説明 の登場です
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既に水浸しになった内蔵には何らかの疾病(多くは細菌感染症等)が発生しているはずですが、これはグラナータ・スメルチで叩き、ブラモスで炎症をとめます。
後は水が侵入しないようにすれば良いので、ストラジをお勧めいたします。

水質調整剤

 
勝美商店さんではもう一つに似たような物で水質調整剤といったコンディショナーが有ります。
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私は個人的に水質調整剤の説明文の中にある
 
病中・病後及び食欲の落ちた個体の保養目的や稚魚の育成促進にも効力を発揮します。に興味を持ちました。
 
そこで、ストラジと水質調整剤の違いを聞いてみました。

ストラジと水質調整剤の違い

ストラジは水質「矯正」剤であり、日本の軟水を長期安定的に硬水化させるものです。
また、少量のマグネシウムが含有されていて、その含有率は魚のヌルの維持には非常に効率的な比率となっております。
(マグネシウムは多すぎると魚がだめになるので、さじ加減が極めて難しいものです)
また、ウイルスや芽胞を形成するタイプの細菌類を抑制する効果があり、軽い症状であればストラジだけで治ってしまう場合もあります。
 
調整剤は、現在の水道水の問題以前に発売したもので、元々は弊店が中国金魚一点もののトリメンにストラジと併用してつかっていたものです。
水道水を速やかに魚類に適したものにすることが可能であり、原材料の中には色揚げ効果や軽い消炎作用をもつものが含有されております。
また、鰓の「サイハ」に微細な植物質原料のものを接触させることで免疫能を向上させ、鰓病の予防やヌルの生成を盛んにします。
これも定期的に御使用になられているお客様はいらっしゃって、魚のトラブルが発生しにくい環境になると喜ばれております。
加えて、濾過バクテリアの育成にも極めて有用です。少量の調整剤を2週間程度毎日滴下すると、14日間で飛躍的に濾過バクテリアは増殖し、一気に出来た水に近づきます。
 
金魚は元々は硬水を好む魚であり、日本で累代飼育されているものは単純に環境に「なれ」ているだけで、体内には硬水スイッチが潜在したままになっています。
病気頻発の一因として、硬水魚を軟水で飼育しているという点は見逃せません。
本来ならばPH7.5~8.0 総硬度100以上400未満が金魚が好むこのです。
日本であれば、東京都に居たときには総硬度40~55の水が常時供給されておりました。
タンガニーカシクリッドのように常に硬水で飼育する必要はありませんが、可能な限り弱硬水ゾーンで飼育することが金魚飼育には重要です。

なるほど、

両方を定期的に散布していくことで上手く水質の管理ができるのですね。

その結果、大事な金魚の健康管理に繋がって行くのでしょう。

調整剤に関しては、エラ病の予防やバクテリアの増殖、色揚げ にも効果があるのでとても重宝しそうです。

琉金の稚魚に使用

稚魚の育成促進にも効力を発揮に期待を込めて早速琉金の稚魚水槽に調整剤を添加しました。

稚魚の今後の成長に期待です。

まとめ&おすすめ記事

私は金魚の治療日記なるものを書いていますが、本来金魚を病気にしてしまう事は恥ずべきもので治ったからと言って喜んではいられないのです。

赤班病 勝美商店コンディショナーで難病から復活!その5完治

普段から病気にならない環境を整える対策が必要ですね。

しかしながら仕方なく病気に掛かってしまった場合は勝美商店コンディショナーはとても強い味方になってくれます。

金魚が病気になってしまってから、あれこれ揃えているのでは手遅れになってしまう事が多いと思うので、一点物の高級金魚を飼育している方自家産の金魚を飼育している方自分だけの金魚を大事に育てている方には、勝美商店コンディショナーを常備しておく事をお勧めします。

コンディショナーの販売ページのリンクを貼らせてもらいますのでぜひ参考になさって下さい。
 
それと、病気の治療だけでなくレッドスターは色揚げにも効果があるのです。

私は今後病気の予防も兼ねて、ベランダのタライにはレッドスター・スメルチと調整剤を定期的に少量ずつ散布していこうと思います。 

さいごに

 
勝美商店の工藤様、今回はメールの回答を引用させて頂きました。
 
いつも丁寧な回答を頂き感謝しています。
 
ここでお礼をさせて頂きます。
 
本当に有難うございました。
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