水槽の換水ってどれくらいでやればいいの?市販のバクテリアって効果あるの?
有り難い事に初心者の方や小学生やこれから金魚を飼ってみたいという方々も読んでくださっているようです、そしてよくこんな質問をされます。
「水替えってどれくらいの間隔でやればいいの?」
なるほど、私も金魚を飼い始めた頃は悩みました。
私ももう一度おさらいの意味を込めて水換えについて考えてみました。
金魚の飼い始めって大体の方がすぐに☆にしてしまうと思うんです。
当然私もそうでした。
金魚が死んでしまう大体の理由は、金魚の糞からでる有毒なアンモニア中毒死。
そこで、必要なのがアンモニアを食べて分解してくれるバクテリアなんです。
アンモニアを食べるバクテリアの名前はニトロソナモス。
そしてニトロソナモスがアンモニアを食べて、亜硝酸を発生させます。
亜硝酸も金魚には有害です。
その亜硝酸を食べてくれるのがニトロスピラというバクテリア。
ニトロスピラが亜硝酸を食べると硝酸塩を吐き出します。
硝酸塩は多くなると金魚にとって有害です。
この硝酸塩を減らすために定期的な水換えが必要にんるんですね。
私の知っているプロの金魚屋さんや金魚飼育マスター達は口を揃えてこう言います。
「水換えに勝るもの無し」 。
では、水槽の水を換える頻度はどれくらい?
週一回,2/3の水を換えればいいは正解?
よく言「週1間隔で~の量」ってわれていますよね。
私も飼い始めはキッチリ間隔を決めてやっていました。
小さい水槽のうちはよかったのですが、90cm水槽にしてからはこれじゃ大変だ!って事で金魚屋さんに相談に行きました。
そこで言われたのは
「そんな決め方は人間の都合でしょ?金魚に人の時間感覚を持って来ちゃダメ。」
「それに、季節や水槽の大きさ、濾過方法、飼っている金魚の数、餌の量など、人それぞれ飼育環境でも違うでしょ?」
とまぁ筋が通っている事を言われました。
本来は、試験薬などで「亜硝酸」や「アンモニア」などを調べるのがベストでしょう。
でも、ズボラな私に続かないのは目に見えています。
なので感覚で覚えていきました。
これは常日頃キンギョや水の状態を確認出来る事が前提になってきます。
コツは先に述べたように「バクテリアの出来た水を切らさない」です。
それを理解した上で、金魚の健康状態を観察して決めます。
例えば、この桜東錦の様に、エサをあげても水槽の奥底に腹を付いて背鰭をたたんで動かないのはヤバイ!水換えのサイン。
あとは、水が匂う。水が白く濁る。これも水換え。
このようなチェックをしていて初めて大体のパターンが見えてきます。
参考までに私の環境
90cm水槽に上部フィルター、オキシデーター(A)、ベアタンク(底砂無し)、大~中型金魚9匹。
夏は(水温24℃~28℃)エサは普通に与える・約10日に1回換水。
春秋(水温16℃~24℃)エサは普通に与える・約20に1回半分換水。
冬(水温12℃~16℃)エサは超控えめ・ほとんど換えない。
といった感じです。
こうすればバクテリアが棲む水を回転させていくことが出来るようになってきます。
尚、水槽が小さければ小さいほど水の量が少ないので水換えの頻度は増えてきます。
初心者の方にはチョット難しいかもしれませんが、最初に覚えてしまえば金魚を死なせずに健康で元気な状態を保つ事ができますよ。
こういった感覚を掴むまでの間、市販の添加剤やバクテリアが助けてくれます。
市販のバクテリアって効果あるの?
私の考えでは「効果あり」です。
先ほどの感覚を掴むまでは、金魚にストレスを与えない程度で早めに4/5位、大量に水を換えていきます。(カルキは絶対に抜いてください)
そこでバクテリアが減った分は添加剤で補っていくんです。
バクテリアの生きた水が出来てしまえば、先のように自分のパターンを見つける事が出来るでしょう。
全換水やフィルターを掃除したあとの立ち上げ時にもあると便利です。
ただし、何本か水槽を持ってる、金魚屋さんに水をもらえるなど、「種水(バクテリア等のバランスが良い出来た水)」が用意できる場合は必要無しです。
私のオススメのバクテリア添加材は「ミラクルバクテ」です。
また、コンディショナーを使って水を作る方法もあります。
有ると便利。オススメの水換え道具。
我が家ではマンションのリビング窓際に水槽を設置しているので水場が遠く、いちいちバケツで水を運ぶのは時間が掛かりとても面倒。
そんな時有ると便利な道具を紹介します。
あると便利 水換え バスポンプ
ホースキープ君
水換え方法
先ずは水槽の汚れた水を排水口へ
浴槽に水を溜めておき、水の温度合わせとカルキを抜いた水をポンプで吸い上げて水槽へ。
ちなみに「激落ちスポンジ」は苔がよく落とせます。
こうすれば金魚をいちいち別の容器に移さなくて済むので、ストレスや負担を掛けずに水を換えられます。
以上、私の水換えについての考えと方法でした。
さいごに
「金魚を大切に健やかに」「金魚ライフを楽しみたい」という方に
金魚と遊ぶ.comがオススメできる金魚用品をまとめてみました。
ぜひご検討ください。