金魚の品質を上げる為に
金魚と遊ぶ.com ヤマツヨが志村養魚場の魅力をお伝えする企画 Part2となります
志村養魚場訪問記
志村さん
高取船長
ヤマツヨ
・・・でお送りします
インタビュー
うんうん
この当歳魚 皆大きいじゃないですか?だから 周りからですね・・・「コレ本当に当歳魚なの?」「2歳魚なんじゃないのぉ(`θ´╬)」・・・なんて冷やかされちゃったりするんですが、」(´・ε・̥ˋ๑) 頭に来ちゃう
間違えなく当歳魚だよ!今年は当歳魚を伸ばしたんでね
╭( ・ㅂ・)و ̑̑ o0○(作者本人から当歳の承認を得られたぜ!)
この様に大きくする方法は、やはり食わせる餌の量ですかね?
各家庭で飼育するには餌も重要だけど・・・ここでは1つの場所に入れる魚の数を減らすんだよ、例えば・・・1000匹入れたのと、500匹いれたのでは発育が違うんだ
最初っから大きくするぞ!っと計画を立てて育てるんですか?
そう。ここで難しいのは将来大きくなるのか?良くなるのか?という判断が出来るかって事減らす訳だから、当然抜く(悪いのを選別する)ワケ、その時に将来良くならないヤツを残したってしょうがない。デカいだけの金魚になっちゃうだろ?
大きいだけではいい金魚ではないという事ですね!
当然、色艶も大事!難しいのはさ、魚を引き延ばすと当然悪くなるのよ。・・・例えば写真なんかも引き伸ばせば画質が荒くなるでしょ?だから悪くなるのは覚悟(悪くなるのを前提と)して、その中でも最良のヤツを残していくワケこれが重要で本当に良くなるヤツを見極められるかどうかって事。
これはもう経験でしかないですね?
うん。それでも今までだと、ゆっくりやってたから、例えば1000匹から500匹選んだとき、少し経つと他より伸びる魚が分かるじゃない?それを選んで、その中からまた選ぶ・・・これを何回もやっていく
今までのやり方だと見極めが容易だったと?
容易だしリスクも少ない 手間は掛かるよそうすると魚も沢山作れるんだけど・・・小さい。今年はいきなり1000匹から100匹に減らしたんだ。
匹数は例えです
そうなると残せる魚が少ないですよね、必然的に選別(ハネ)魚が増えちゃうから
そう、出荷できる数は減っちゃうけどね、その分皆さんに優良な金魚を提供できるんだ。あと重要なのは、大きくするには少なきゃイイってのとも違うんだよ。この広さならこの匹数ってのがあるのよね。
ココが難しいんだ 何事もバランスyo ฅ(^ω^ฅ)
その分品質が上がると?
そこは、ギャンブルですね~うちはワカメの養殖をやってるんですが、味を求めて行くと生産量を減らさなきゃならない。大量生産をやっちゃうとどうしても面倒が見れなくて品質が落ちる。でも、だからって品質を良くしたところで高値で売れる保証はない訳で・・・そこは意地張って良い物を作りたい!
マネーより消費者に喜んで貰いたいと?
それが、中々伝わらないのよ・゚・(。✖д✖。)・゚
そうね~生産者の苦労なんて知らないから、勝手な事言うんだよね。金は出したくない、でもイイものが欲しいって。
生産者の思い
ここからは少し私の意見を入れて要約させてもらいます
志村さんの金魚であれば、ある程度品質を落としても量産すれば儲かるのは確か
(*ꆤ.̫ꆤ*) そりゃ儲かるに越した事はないけど、一人勝ちってのはダメだよね~ちゃんと回さなきゃ
志村さんには日本の金魚の品質と価値を高めていきたいと思うと同時に
後輩達の為に道を残したいと言う強い意志がある
でも、御年60歳
広大な敷地の養魚場を一人で管理するにも色々と難しい問題を抱えているのも事実。
出来るうちに今より更に良い金魚を作出して
後を継ぐ若き生産者達に夢と希望を作ろうとされているのだと感じました。
今の日本経済の弱体化・・・
牛丼を始めファーストフード、激安居酒屋、運送業など
安いを求める事が招く悲劇は、結局わが身にかえってきます。
このままでは、金魚業界も存続の危機が・・・
さいごに
生産数を減らすって生産者にしたらギャンブル以外の何物でもない。価値が付かなきゃ終わりだからね。自分を犠牲にしてでも業界の事を考えてるんだなぁ生産者として尊敬しちゃうわぁ
読者の方々、ご理解していただけると幸いです。
まだまだ志村養魚場レポートは続きます
お楽しみに👋
今年も何匹か志村さんの金魚を買わせてもらったのですが中でも1番印象が残っているのが私の場合 五色東錦と東錦 高取船長は江戸地金なのですが・・・